インビザラインはマウスピースをはめて歯列を矯正する方法です。
そのマウスピースはそれぞれの歯科医院で作られているわけではなく、アメリカの工場で製作されています。
では、患者は歯科医院でマウスピースを受け取るだけでしょうか。
わたしも最初はそう思っていました。
でも実際には、歯科医院でいろいろと処置をしてもらうことになります。
歯科医院でどんな処置を受けるのか、その内容について今回はお話ししたいと思います。
契約後、初めての処置
検査から2週間後、歯科医院において説明を受けました。
どうやら、希望するインビザライン(マウスピース矯正)で治療ができそうとのこと。
ひと安心し、すぐに契約して治療を開始してもらうことにしました。
歯石を取る
まずは、歯についた歯石(しせき)を取り除く作業です。
歯科衛生士さんが、先の回転するペンタイプのグラインダーや、先のとがった金属製の器具で歯のすき間や裏側についた歯石をカリカリと取ってくれます。
痛みを感じることはなく、むしろお掃除してもらって気持ちいいぐらいです。
事前に自分で一般の歯科医院に行って歯石を取ってもらっておいた方がよかったかな、でも面倒だし行く時間もないな、と思っていたので、ここ矯正歯科でその作業をしてもらえて助かりました。
歯の隅々(すみずみ)までキレイになった感じがして、とてもスッキリした気分になりました。
歯型のスキャン
マウスピースを作製するアメリカの会社に歯型データを送るために、コンピュータにわたしの歯型を取り込む必要があります。
具体的には、先端にカメラレンズのついた30cmぐらいの棒状の機械を口の中に突っ込み、歯をオモテ・ウラから全体的にスキャンしていきます。
これも歯科衛生士さんがやってくれます。
その棒状の機械の反対側からはコードが延びていて、すぐ横に置かれたコンピュータのモニタにつながっています。
歯をスキャンするたびに、モニター上に自分の歯型がカラー画像で徐々にできあがっていきます。
見覚えのあるガタガタの歯型です(笑)
歯科衛生士さんがモニターをタッチするとその画像が360度いろんな方向に回転し、まだスキャンできていない場所(黒く欠けたまま)がどこか瞬時にわかります。
それをもとに、もれなく歯の全体をスキャンしてくれました。
奥歯をスキャンするためにさらに奥まで機械を突っ込まれるときはなかなかの圧迫感がありますが、とくに“えずく”ことなく無事に終えることができました。
歯科医師がスキャン画像を確認し、問題がなければ今回の処置はこれで終了です。
歯石の除去とスキャン取込みで30分ほどです。
マウスピースができるまで3週間!
先生「それでは今日はこれで終わりです。マウスピースができるまで3週間ほどかかります。できたら電話するので予約を入れて来てください」
わたし「!!!!!」
そんなにかかるのか。まあ、アメリカから届くのである程度の時間は仕方がありません。
無料相談を何カ所か回るのに1週間、この歯科医院に決めて検査の予約に1週間、検査の結果待ちに2週間、すでに4週間が経っています。
そこからマウスピースの仕上がりに3週間、なかなか時間がかかるものです。
もっと早くに矯正に向かって動き始めればよかったのですが、、、
でもまだ45歳。人生まだ40年ぐらい残っていると思うので、いまの1~2か月は気にしないことにしよう。
そう気持ちを切り替えて、マウスピースができあがるのを楽しみに待つことにしました。
それでは、今回はここまでといたします。ありがとうございました。
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