(16)検査ってどんなことする?

無料相談を受けてインビザライン(マウスピース矯正)を行う歯科医院を決めたら、次は検査に進みます。

インビザライン(マウスピース矯正)に限らず、歯科矯正の治療ではもともとの歯並びがどのような状態であるのか、治療を始める前にかならず検査が行われます。

でも、一口(ひとくち)に「検査」といっても、どんなことをするのかイメージがわいてこないと思います。

ですので今回は、検査の内容について患者目線からお話ししたいと思います。

検査の申込み

まずは申し込みをします。

無料相談をいくつか受けて「ここにしよう!」と決めたら、歯科医院に電話して検査の予約を取りましょう。

検査では受付から会計まであわせて1時間ぐらいかかるので、時間の余裕がある日に予約しましょう。

また、無料相談とはちがい検査には約3万円の費用が発生しますので、ある程度の覚悟を持って申し込みましょう。

口の中の写真

検査ではまず、現在の歯並びがどうなっているのかを写真に撮ることから始まります。

診察台に寝かされると、歯科衛生士に楕円形の形をしたプラスチック器具を口に入れられました。

小学校の運動場のトラックみたいな形をしています。

それをくちびるに装着されると、自動的に口を大きく開けた状態が保たれます。

冬などでくちびるが乾燥している時期であれば、口角のあたりが切れそうなぐらいくちびるを伸ばされます。

これまでの人生で一番大きく口を開いた瞬間です。

その状態で上から先生がカメラで写真を撮ってくれます。

ちょっと大きめの、おそらく歯科専用のカメラだと思われます。

診察台で仰向けに寝転んだまま、正面や斜めなどいろいろな角度から歯並びを撮影してもらいます。

途中、小さな鏡を口の中に入れられ、歯の裏側からも写真を撮ってもらいます。

写真は全部で10枚ほどでしょうか。

まさに”ビフォー”の状態を記録しているといった感じがあります。

これからキレイに変化していく自分の歯並びを想像して、ちょっとテンションがあがります。

顔の写真

口の中の撮影が終わると次は普通の椅子に座らされ、一般的なデジカメで正面や横顔を撮影してもらいます。

歯医者さんで顔の写真を撮られるのは、なんとなく不思議な感じがします。

以前どこかで、歯を矯正すると顔の形も変わると聞いたことがあります。

とくに受け口や出っ歯の人は、横顔の印象が大きく変わるらしいです。

自分では受け口や出っ歯ではないと思っていますが、矯正が終わった後に顔がどんなふうに変わっているのか楽しみです。

レントゲン

最後はいよいよレントゲン室に案内されました。

レントゲンといっても骨折をしたときに整形外科で見かける、台の上に寝転がって撮影するような仰々しいものではありません。

歯科医院のレントゲンは小部屋にちょこんと置かれた装置で、立ったまま頭のまわりを撮影します。

歯茎(はぐき)の中の歯並びがどのような状態であるかを確認する必要があるからだそうです。

レントゲンの機械に頭を近づけて、正面や横から、口をメインとした頭部全体の撮影を行います。

とくに緊張することもなく、難しくもありません。もちろん痛みはゼロです。

頭を動かさず固定するだけの腹筋と背筋があれば足ります。

検査料を支払う

そんな感じで検査は終了しました。

約45分、いわゆる“小一時間”です。

先生「結果は次回お知らせしますので、2週間後にまた来てください」とのこと。

受付で次回の予約をし、検査料を支払います。

「本日のお会計は33,000円です」

無料相談とはちがい、いよいよ後もどりできないところまで来たという感じがしました。

実際には、まだこの時点ならギリギリやめることもできます。

たとえば検査の結果、重大な歯の欠陥(けっかん)が見つかり、「インビザライン(マウスピース矯正)は無理です。通常のワイヤー固定による矯正に切り替えましょう」などと言われたら、矯正をするかしないかの決断が必要になるでしょう。

以上、検査の内容について患者目線からお伝えしました。

ご参考になればさいわいです。ありがとうございました。

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