(12)ゴムを噛み噛みする

歯科医院で最初のマウスピースを受け取ったとき、同時に小さな白い筒状のゴムを3個わたされました。

マウスピース(正式にはアライナーと呼ぶ)をより歯に密着させるためにその小さなゴムを噛む必要があるとのことでした。

小さなゴムは、直径約1cm×長さ約3cmの大きさで、真ん中には穴が開いていてチューブ状になっています。

ちょっとたとえが悪いですが、鼻血が出たときに鼻の穴に突っ込むティッシュペーパーぐらいの大きさといえば、おわかりいただけるでしょうか。

食事などでいったんマウスピースを取り外してから、マウスピースを再装着した後に5分~10分そのゴムを噛むように指導されました。

また、マウスピースを交換(週1回のペース)したときには、その後1日~2日は20分ほど長めに噛むとよいとのことです。

噛みごたえあり

実際に噛んでみると、とてもしっかりとした弾力があります。

明石海峡の荒波(あらなみ)に揉まれた新鮮なタコのような感じです。

とにかく、なかなかの歯ごたえ・噛みごたえがあります。

そして、噛んだあとは本当に、マウスピースと歯の密着感が半端ない状態になります。

子どものころ、森永のハイソフトキャラメルを歯の裏にべったりと貼り付けたときのような密着感です。

(おわかりいただけるでしょうか。。。)

周りからはガムを噛んでいるように見られる

職場では、昼食後のハミガキが終わったら、マスクをしながらデスクで噛んでいます。

周りからはきっと、ゴムではなくガムを噛んでいるようにしか思われていないでしょう。

しばらく噛んだらトイレの洗面台で軽く水洗いし、ケースに入れて保管します。

でも自宅で噛むときは注意が必要です。

わたしの場合、家族に内緒でインビザライン(マウスピース矯正)をしているため、堂々と家の中でゴムを噛むわけにはいきません。

もし家族の前で噛んでいると、間違いなく子どもたちから「ボクにもガムちょうだい」と声をかけられてしまいます。

「いや、これはガムじゃないんだ」と言い訳をすると「じゃあ何を噛んでいるの?」という展開になって非常にマズイです。

というわけで、夕食後は風呂の中でゴムを噛むことにしています。

以前お伝えしたように、風呂場では湯船につかりながらハミガキをし、マウスピースを洗っています。

その後、頭や体を洗いながらゴムを噛むというルーティーンをこなしています。

インビザライン(マウスピース矯正)を始めてから、お風呂タイムがことのほか忙しくなってしまいました(笑)

でもこれは家族に内緒にしているわたしに限ったことなので、普通の方はインビザラインをしていても通常どおりお風呂でリラックスできると思います。

白いゴムはどれぐらい長持ちするか

風呂に入りながらゴムを噛んでいると、30分ぐらいすぐに経過してしまいます。

さらに、通勤中も電車の中で噛むことがあり、気がつけば1時間ぐらい噛み続けています。

噛みすぎても矯正には問題ないと思っていますが、ひとつ厄介なことがあります。

それは、白いゴムがへたってしまうことです。

焼肉で一度口に放り込んだらあごが痛くなるまで噛み切れないホルモンのような噛みごたえがある白いゴムですが、さすがに何時間も噛んでいるとチューブの内側に亀裂が入り、弾力性が失われてきます。

お餅つきのとき、最初は硬かったお米が杵(きね)と臼(うす)で潰(つぶ)されてどんどん柔らかくなっていく感じです。

弾力性がなくなったゴムは噛みごたえがイマイチで、噛んでいてもマウスピースが歯に密着していく感覚がありません。

歯科医院への通院は2カ月に1回ぐらいです。

一回の通院で渡される白いゴムは4個。2週間に1個を消費する割合です。

長時間にわたって噛みすぎると1週間も持たずに1個のゴムがへたってしまいます。

したがって、噛みすぎにも(少し)注意が必要です。

(歯科医院で白いゴムを多めにもらうことも可能ですので、不安な人は先生に相談しましょう)

以上、「ゴムを噛み噛みする」についてお話してきました。

今回はこのあたりで失礼します。ありがとうございました。

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